
こんにちは!情報お届け人のmatuです。最近、巷でよく耳にする「Wi-Fi6」という次世代Wi-fi通信規格をご存知でしょうか?

Wi–Fiに番号なんてあるんですね?

実はあるんです。
2001年から認証ロゴを与えられ、2018年にロゴとナンバリング規格が付与されたんです。

それで、Wi-Fi 6とはなんですか?

まだまだ、Wi-Fi 6の知名度が低いな〜
今から説明していきますので、Wi-Fi 6とは何か?せめて言葉だけでも覚えていって下さい。

分かりました。

では、説明していきます。
<<この記事はこんな方にオススメ>>
- 最近Wi-Fi 6の言葉を聞いたことはあるが、詳しくは知らない人
- Wi-Fi 6の言葉すら聞いたことがない人で、Wi-Fi 6を知りたい人
Wi−Fi の基礎から学ぶ!
Wi-Fi6を説明するの前に、Wi-Fiについて少し紹介してから本題に入ります。
いきなり、Wi−Fi6は速度が早いんです!とかシングルバンド対応ではなく・・・とか語り出しても
理解することが難しいので項目ごとに分けて説明していきたいと思います。
・ナンバリング名は「Wi−Fi 6」ってどんな意味?
・そもそもWi-Fiの名称とは?
・Wi-Fiと無線LANの違いとは?
1.国際標準規格「IEEE 802.11ax」のナンバリング名は「Wi−Fi 6」
Wi-Fiアライアンスは、Wi-Fi規格の「IEEE 802.11ax」を正式名称として「Wi-Fi 6」とナンバリン登録しました。(2018年10月、認証プログラム名称に4,5,6の番号表記を導入する事を決定し、製品の認証を2019年より開始)
現在主流規格として使われている「IEEE 802.11n」は「Wi-Fi 4」、「IEEE 802.11ac」は「Wi-Fi 5」と呼ばれる。
対応規格 | 正式名称 | 略称 |
IEEE 802.11n | Wi-Fi CERTIFIED 4 | Wi-Fi 4 |
IEEE 802.11ac | Wi-Fi CERTIFIED 5 | Wi-Fi 5 |
IEEE 802.11ax | Wi-Fi CERTIFIED 6 | Wi-Fi 6 |
2.そもそもWi-Fiの名称って?
Wi-Fiの名称は、(IEEE 802.11などの無味乾燥な規格名称よりも)キャッチーな名前を求めてHi-Fi(ハイファイ、 High Fidelity)の韻を踏んで命名されましたが、「Wireless Fidelity の略である」という由来解釈が、意味を持たないのはまずいとの理由から命名ののちに後付けされたものである。

3.「Wi-Fi」と「無線LAN」の違いは?
「無線LAN」(IEEE 802.11規格の無線LAN)と「Wi-Fi」との差違は、製品にWi-Fi CERTIFIEDロゴが表示されているかどうかである。Wi-Fi CERTIFIEDロゴを製品に表示するには認証を受ける必要があり、認証されていないものは機能が同じでもWi-Fiと名乗ることはできない。
「無線LAN」・・・有線LANを無線化したもの
「WiーFi」・・・無線LANの中で相互接続を保証している規格を使った技術・製品のこと
無線LANとは、有線LANを無線化したもののことをいい、WiFiとは、無線LANの中で相互接続を保証している規格、技術、製品のことをいいます。そのため、無線LANとWiFiは、厳しく言うと異なった技術ではありますが、一般的に厳しく使い分けているところは少なく、無線LAN=WiFiと考えて良い!
Wi−Fi 6のここがすごい!
- Wi−Fi 6は通信速度が最大で1.4倍になる
- Wi−Fi 6は消費電力が少ない
- 次世代通信技術でこれからのストリーミング放送が変わる
1.Wi−Fi 6は通信速度が最大で1.4倍になる!
Wi-Fi6の最大通信速度(理論値)は9.6Gbpsと言われており、現在殆どの製品が対応している「IEEE 802.11ac」と比較すると、なんと最大で1.4倍にも速度が向上するといわれています。
現在主流のWi-Fi 5(11ac)と比較すると・・・
Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 | |
最大通信速度(理論値) | 6.93Gbps | 9.6Gbps |
実際の最大通信速度 | 約800Mbps | 約1,200Mbps |

2.Wi−Fi 6は2.4GHzと5GHz帯のデュアルバンドで通信速度が向上する。
Wi−Fi 6は「デュアルバンド同時接続」に対応した規格です。利用するには、5GHz帯と2.4GHz帯の2つの帯域に対応した中継が条件となります。
デュアルバンド同時接続とは、親機と中継器の通信は5GHz帯で通信を行い、中継器と子機の通信は、もう一方の帯域の2.4GHz帯で通信を行う。その為、自身で設定する必要がなくなる。
その結果、継機がそれぞれ別の周波数帯で通信するこで、親機から子機へそのまま中継することができるから通信速度の維持され安定した通信が可能になる。
5GHz帯・・・同一の周波数帯を使用する機器がないため、電波干渉が少ないが障害に弱い。
2.4GHz帯・・・屋内・屋外共に利用が可能で障害に強いが干渉しやすい。
3.次世代通信システムとこれからのストリーミング放送
次世代Wi-fi通信規格の「Wi−Fi 6」、次世代移動体通信システムの「5G」、次世代映像技術の「4K/8K」がこれからのデジタル社会に大きな期待が寄せられています。
「5G」の技術が確実に整えば、機器のリモート作業など遠隔操作が可能となり、あらゆる機器の自動操縦が可能になるとされています。

それとともに次世代Wi-fi通信規格の「Wi−Fi 6」の普及も不要不可欠です。今現在は「Wi−Fi 6」を規格とした携帯端末や情報機器は少なく高額なので普及率は低く課題ではあります。
しかし、5Gとの共存が可能となればより高速な通信環境が確立され、「オンラインゲーム」やストリーミング放送(4K/8K)などが高解像度化・高画質化が進み、動画の視聴中に映像が途切れたり、ゲーム中に遅延するなどの問題が減少される。
5G・・・屋外で利用するサービス(移動体通信サービス)
Wi-Fi6・・・屋内で利用するサービス(無線LAN技術)
Wi−Fi 6は消費電力が少ないの?
もうひとつの改善点は、消費電力が少なくて済むこと。
こちらはまだ最終決定ではないないので、実測値などはないのですが、スマホや常時繋ぎっぱなしのPCのバッテリーにとってもうれしい改善点です。
現在対応しているスマートフォンとルータは?
現在、「Wi−Fi 6」 に対応するスマートフォンは13台でルータに関しては、16モデルが発売されている。タイプは「ハイエンドモデル」と「エントリーモデル」があり、下は8千円代から上は6万円代と機能によって金額が異なる。
<対応スマートフォン>
・アップル・・・「iPhone 11シリーズ」および「新型iPad Pro」
・LGエレクトロニクス・・・「V60 ThinQ 5G」
・オッポ・・・「Find X2 Pro」
・サムスン電子・・・「Galaxy S10/S10+」や「Galaxy Note 10+」
(国内モデルのGalaxy Fold,Galaxy S20/S20+ 5Gはアップデートで利用可)
・シャープ・・・「AQUOS R5G」
・ZTE・・・「Axon 10 Pro 5G」
・ソニーモバイルコミュニケーションズ・・・「Xperia 1 II」
・富士通コネクテッドテクノロジーズ・・・「arrows 5G」
最後に!
現状の「Wi-Fi6」は、高価であることがネックです。発売されているスマートフォンを後天的に「Wi−Fi 6」に対応させるかはメーカー次第になりますが、あと1~2年もすればWi-Fi 6に対応したアクセスポイントが増えるでしょう。
また、家庭用のルーターも徐々に低価格となり、対応するスマートフォンもこれから増えくるので「Wi−Fi 6」の普及率が高くなってくることでしょう。
どうでも良い情報ですが、実は、次世代Wi-Fi 6(11ax)とは10年ぶりに登場した最新のWi-Fi規格なんです。
おわり
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