こんにちは!通信業界に6年勤めていたmatuです。
突然ですが、昨年辺りから、こんな言葉を聞いたことがありませんか?
携帯電話サービスで「移動体通信技術5G」、略して「5G」
「新・移動体通信技術5G」の詳細
略称は「5G」
各キャリアのサービス案内は2019年の9月ごろから
各キャリアのサービス開始日は2020年の3月下旬
サービスについての説明が終えたところで、この技術には、人体への影響という従来からの問題があります。
特に、5Gのサービスを案内されてから以前よりこの問題がより指摘されるようになりました。
そこで、今回はこの問題(人体へに影響)と新しいサービス(5G)を知らない方向けに、記事を紹介したいと思います。
<<この記事でわかること>>
- 電波と人体に関する向き合い方がわかる。
- 5Gどんなサービスなのか理解することができる。
- 電波から身を守る方法がわかる。

結論! 5Gは人体に影響があるかは調査をしないと解決しない!
昨今の移動体通信技術は、常に人体に影響があるといわれ続けています。
この慢性的な問題は、携帯電話の技術が発展してきた2Gサービス辺りから基地局が危険ではないかといわれ、最悪のケースとして通信事業者を訴えることがありました。

「電波=人害」のイメージがあるよね。
電波の安全性は、総務省が基準値に十分な安全率(50倍)を設定しています。
この基準の数値を少し超えたとしても直ちに人体に影響はないといわれています。
また、携帯電話のような人体のすぐそばで使う機器には、局所(電波を出す建物)のSARが2W/kg以下にすること、この基準を超える通信サービスを行ってはいけないと決められています。

法律は当てにならないよ〜

「法律=守る」ですよ。
電波が人体に影響があるかの科学的な根拠はありません。
確かに、5Gの周波数はこれまでのサービスより高い周波数を利用します。
当然、高くなれば人間の心理として健康へのリスクが上がるとことを意識します。
よくあることが、様々な情報を取り入れてた結果、「電波=人害」のイメージを持ってしまうことです。
*SAR( specific absorption rate)比吸収率:無線周波数(RF)の電磁界(電磁波)に曝露された人体に吸収されるエネルギー量の尺度
情報だけで判断してはいけない!
情報を正しく判断するには、以下の3つのポイントが重要です。
- 総務省のHPから安全性の確認をする。
- 各通信事業者に局の正常性の調査を依頼する。
- 専門とする機関に検証を依頼する。
このポイントで、伝えたいことは情報だけで判断せず、自ら行動してその目で情報を掴んで欲しい。

情報ではなく、自分の目で確認しよう!
その結果、電波が人体に影響があると証明されれば大きな発見となります。
日本の通信サービスは、法律のもと運営されているのですが稀に基地局が故障していたり通信トラブルが起きたりします。
最悪な場合は、異常な電波が出ていたりもしますから危険です。このような時は即座に通信事業者に連絡するようにしましょう。
5Gってどんなサービス?
大手3大キャリアはそれぞれ、2020年3月25日に「NTTドコモ」が、3月26日に「KDDI・沖縄セルラー」が、3月27日に「ソフトバンク」が、それぞれ5Gのサービスを開始。
5Gの特徴として、周波数が4G(LTE)の帯域幅よりもさらに広い帯域幅になるため、同時にたくさんのデータを送受信することができる。
尚、楽天モバイルに関しては2020年4月現在サービスの運用は延期としている。
5Gの名称って何?
5Gの名称は略語です。正しい呼び名は「第5世代移動通信システム」です
「5」は単に数字のことを指していて、「G」は「Generation:世代」のことをいいます。
5Gの特徴は3つ
5Gには、「高速・大容量」「低遅延」「多数端末との接続」の3つの特徴を持っている。
また、様々なモノがネットワークにつながるこれからのIoT時代に、「4K/8K高精細映像」や「AR/VR」を活用した高臨場感のある映像の伝送、自動運転サポート技術や遠隔医療などを実現し、様々なサービス、産業に期待されている。
- 高速・大容量
- 低遅延
- 多数端末との接続
各キャリアの通信速度はどうなの?
5Gの通信速度は、各キャリアごとにばらつきがあります。
これは、周波数帯域幅の割り当てが原因とされています。
- NTTドコモ・・・下り最大3.4Gbps/上り最大182Mbps
- au・・・下り最大2.8Gbps/上り最大183Mbps
- ソフトバンク・・・下り最大2.0Gbps/上り最大103Mbps
- 楽天モバイル・・・サービス準備中(2020年5月現在)
ミリ波って何?
簡単にいうと電波で、周波数が30GHz〜300GHz帯のことを指します。
ただ、厳密な区分はなく日本の5Gに使われる28GHz帯もミリ波と呼ばれています。
デメリットは、周波数が高く直進性が非常に高いことです。
電波は周波数が高いほど直進しやすく、障害物の影に回り込む性質が弱くなります。
また、大気中の水蒸気や降雨で減衰しやすく、広いエリアをカバーする用途には向きません。
その一方、広大な帯域幅を確保できるメリットがあり、帯域幅は広いほど通信容量を確保できるため、都心部など、混雑エリアをスポット的にカバーする用途に向きます。
5Gと4Gとの違いは?
4Gサービスとの大きな違いは通信速度で、4Gの通信速度は100Mbps〜1Gbps程度ですが、5Gは最大20Gbpsと4Gの20倍になるとされている。
作業で例えると、4Gでは30秒かかるデータのダウンロードが、5Gでは3秒で完了することができる。
5Gが人体に影響するとされる3つのポイント
5Gが人体への影響で懸念されているのは、ミリ波(5Gってどんなサービス?で説明)の技術だ。
ミリ波は、低周波数帯と比べて、長距離の通信には不向きである。
このデメリットを補うには、小規模なアクセスポイント(無線設備)を大量に設置しなくてはならないのです。例えで表現するなら、4Gサービスでは20km間隔で設置していたのが、5Gでは数km間隔で設置することになる。
この、小規模なアクセスポイント(無線設備)が大量となれば、今のサービスより何十倍もの電波を人体に浴びるのではないかと懸念されている。
また、研究結果などから人体への影響を3つあげられている。
- 肌の影響
- 目への影響
- 身体への影響

これから少し難しい説明をします。
■ 肌の影響
60GHzのパルスマイクロ波は、 送信電力の90%が皮膚の表皮および真皮層に吸収される。
これは、日焼けと同じ症状となる。つまり、日焼け止めが効かない状態で日光を浴びていることになるので、皮膚の痛みを感じたり皮膚疾患や皮膚がんの影響に繋がると懸念されている。
■ 目への影響
パルスマイクロ波が、ラットの水晶体の混濁を引き起こし白内障の発生に関連するとされている。
■ 身体への影響
「心臓」「免疫系」「癌」への影響が発見されている。
科学的根拠はないけど、人体への影響を守る方法!
1. 身体から出来るだけ離す。
①ポケット・胸ポケットに入れない。
②イヤホンを使用する。
③電磁波遮断ケースや電磁波ブロッカーを使用する。
2. 自宅のワイヤレスデバイスを削除する。
①wi-fi (wi-fiを有線に切替)/ コードレス電話 / ワイヤレスモニターを使用しない。
②Bluetooth(ヘッドホン・イヤホン)を使用しない。
3.寝室での対策(就寝時)
①寝室に電子器具や携帯電話を置かない。
②携帯電話を目覚まし時計に使用しない。
電波を遮断すると言われるグッズを紹介
常時利用することは、オススメできませんが電波を一時的に遮断するグッズとして「電磁波遮断ケース」があります。移動中や就寝中など携帯を利用しない時に下記の遮断ケースを利用するれば100%ではないですが電波を遮断してくれます。
欠点は、保護中は必ず圏外になること、ケースから取出し後はしばらく圏外であることです。
まとめ
私たちは、専門かでもないので何を信じれば良いかに常に振り回されています。電波と人害は、今後も切っては切れない問題なので私たちができることは、電波と上手く付き合うことを知ることです。
一番してはいけないことは、何千もある情報の1ページだけをインプットして悪い方向へ一人歩きすることです。これだけはやめましょう!
おわり
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